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　香川県は、２０１１年度一般会計当初予算案を発表した。予算規模は４２７５億０１００万円、前年度当初比０・９％減となったが、道路公社補助金を除けば43億円余り上回り、１・０％増となる。投資的経費は、５４５億１６００万円で前年度当初より約４億０３００万円増額となり、１９９６年度以来15年ぶりの増加となった。
　今後も厳しい財政状況が見込まれ、財政健全化に向けた取り組みを進める中、編成された当初予算案。微増ながら増額となった投資的経費など主な建設関連事業予算は次の通り。
【力強い産業の育成】
　高松丸亀町商店街Ｇ街区の再開発で高松市へ４億４５００万円を補助する。サンポート高松北側街区の具体的な利活用方策の検討に３００万円。
【県産品の戦略的な販売の強化】
　新たな物産販売棟建設の実施設計に５００万円。
【農業水産の振興】
　秋開場の農業試験場移転整備に９億２８００万円。森林整備や間伐材の有効利用促進に１億８０００万円。
【交通基盤の整備】
　高松港国際物流ターミナル整備に20億１６００万円。道路整備事業に１６５億４２００万円。街路事業に７億９２００万円。
【地域医療の充実】
　災害拠点病院などの耐震化支援や医療施設の施設設備整備に30億２２００万円。中央病院の付属保育所建設と付属宿舎の基本設計に19億８５００万円。
【災害・渇水対策の推進】
　民間住宅の耐震診断や耐震改修の補助に５５００万円。県有施設の耐震化推進に５億９１００万円。市町が行う耐震化事業に対する補助に４５００万円。高潮等対策整備事業に８億８９００万円。ため池の整備に21億４６００万円。河川総合開発事業に28億４８００万円。直島町の簡易水道等施設整備に５２００万円を補助。
【温暖化・廃棄物対策の推進】
　太陽光発電システムと高効率給湯器の設置補助に１億７８００万円。県有施設のＰＣＢ廃棄に３億３８００万円。傷病鳥獣の収容、リハビリなどを行う施設整備に２１００万円。
【教育力の向上】
　高等学校の施設整備に２億５９００万円。老朽校舎などの改築事業に10億４０００万円。老朽化している高松養護学校全面改築の基本設計に２４００万円。特別支援学校の整備に３５００万円。教室数が不足している香川中部養護学校の校舎増築の実施設計に１８００万円。善通寺養護学校の移転整備に９億２２００万円。青年センターの改築に１億８６００万円。
【観光の振興】
　栗林公園の商工奨励館の耐震２次診断に５００万円。