建通新聞社(岡山)
2011/02/18
【岡山】「未来科学棟」として利活用 2011年度で耐震設計と耐震工事
岡山県は、3月で閉館する県立児童会館(岡山市北区伊島町)について、隣接する県生涯学習センターの機能強化に向けて、既存施設の耐震工事など必要な整備を行い、未来につながる科学の学び・体験・交流の発信拠点となる「未来科学棟(仮称)」として利活用する案をまとめた。
施設規模は鉄筋コンクリート造2階建て延べ1565u。2階部分には、最大の特徴であるドーム部分を活用したブラネタリウムや科学に関する全天周映像などの投映が可能となるよう投影機、プロジェクター、音響機器などを整備する。また、観覧席やステージ、照明なども設置する。企画展示スペースは、先端科学技術、ものづくり、環境などの分野で全国的に優れた県内企業等による企画展示や科学に触れる体験型の展示などに対応できるよう必要な設備を整備する。また、1階部分は、NPO等利用・交流スペース、科学体験・交流スペースとする。
整備スケジュールは、2011年度で耐震設計と耐震工事を行うとともに新しいニーズやUDに対応するための基本計画の策定、内装・設備などの実施設計を実施する。12年度は内装・設備工事、ユニバーサルデザイン化などの工事を進め、13年度にリニューアルオープンする予定。