建通新聞社四国
2011/02/15
【高知】当初に189・8億提示 県のインフラ整備
高知県土木部は、インフラの充実と有効活用を促進するため、産業振興や安全・安心に繋がるインフラ整備、地域生活(中山間)の安全・安心の確保に直結するインフラ整備など、既存インフラの有効活用を柱とした基盤整備に取り組んでいる。2011年度の当初予算見積概要では189億8200万円を提示している。
項目ごとの主要整備メニューと予算見積額は次の通り。
【産業振興や安全・安心に繋がるインフラ整備】
▽新直轄方式による四国横断自動車道の整備(12年度に中土佐〜窪川間の供用予定)8億0400万円▽その他の8の字関連道路の整備など(国直轄道路整備および県の行うインター線の整備など)46億4900万円▽産業振興を支援する道路整備の推進(地域経済の活性化を図る国道195号や高知南インター線など14路線、23カ所で工業団地などへのアクセス道路を整備)48億0300万円
【地域生活(中山間)の安全・安心の確保に直結するインフラ整備など】
▽1・5車線的道路整備事業(県道77路線、67カ所で地域の実情に応じた道路整備)30億5400万円▽せいかつのみち整備事業(地域に密着した道路の小規模改良事業)4億円▽道路防災対策(橋梁の耐震補強や落石対策などの道路の防災対策事業)28億1800万円▽地域の安全安心推進事業(地域住民の生活に密着した身近な公共施設の維持修繕に土木事務所長の判断で迅速かつ柔軟に対応する事業)14億0200万円
【既存インフラの有効活用】
▽既存施設の長寿命化のための取り組み(道路、公園、港湾施設の長寿命化計画の策定)1億3400万円▽高知新港、宿毛湾港の整備(利用率向上のための防波堤整備)7億3900万円▽河川管理施設機能確保事業(香宗川水門の改築など3カ所で実施)1億5900万円