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建設経済新聞社
2011/02/04

【京都】天然温泉付の大規模住宅団地開発 亀岡市篠町で約8f、約200戸規模

 轄オ峨野不動産(代表取締役堀越秀郎氏、京都市右京区山ノ内荒木町7−58)は、亀岡市篠町篠合戦野等で大規模な住宅団地の開発を計画している。
 計画によると亀岡市篠町篠合戦野、牧田、松ケ池、芦原の各一部の敷地約8fについて、戸建て住宅用地(約200戸)等として開発する。開発地区内に幅員9・5mの道路を507m整備。開発地区北側の国道9号、西側の市道篠ランプ9号線から地区内へのアクセス道路とする。また幅員7mの道路532mを整備し、9・5mの道路とあわせ、ループ状にする。また各住宅へのアクセス道路として幅員6mの道路745mを整備。このほか、幅員4mの道路70m、幅員3mの通路127mを配置する。生産緑地も適宜配置する。
 公園は(1ヵ所3450u)設ける。公園は帯状で、公園内には水の流れがある「せせらぎ水路」を計画している。市道篠ランプ9号線と9・5mの道路が接続する付近には調整池(1ヵ所3451u)を整備する。水路は5ヵ所、計317m整備する。
 整地には2億1500万円を投じ、主要道路に1億7500万円、その他道路等に700万円、水路に9100万円、調整池築造に1億円を充て、公園整備には5000万円を充当する。そのほか上水道6100万円、下水道5350万円、温泉配湯に3650万円を充て、調査設計費に約2億円、工事雑費に6500万円を充てる予定で、工事費は総額10億5730万円を見込む。
 住宅団地の開発が進む一帯は、国道9号や京都縦貫自動車道篠インターチェンジからもアクセスが良く、同社は1期的な工事として約150区画を開発。続く2期的な工事は篠町夕日ヶ丘1丁目で約140区画の開発を清水建設(東京都港区)の施工で進め、天然温泉付きの住宅団地「セントフローレンス ディア レジェンド 源氏の丘」としてグループ会社の潟Gルハウジングで販売している。今回の開発工事の施工業者は選定作業を進めている段階のため現時点では未定。事業期間は26年3月末までの予定。

開発地南側の中矢田篠線延伸
牧田川架橋含め西側は23年度以降
亀岡市

 一方、開発地区の南側で亀岡市が市道中矢田篠線の延伸事業を進めている。
 市道中矢田篠線延伸事業は、市道篠ランプ9号線と交差する付近(同市篠町野条地内)から東に延伸させ、住宅団地の開発が進む篠町篠小字下西山周辺を抜け、国道9号の宗蓮寺の東側付近に接続するルートを新設するもの。事業期間は19年度から23年度までの5ヵ年計画で、総事業費は約8億5000万円を見込む。
 延長は852m、幅員は同路線の既設部分と同じ12m(2車線、両側歩道)。整備区間は国道9号側の開発が進む東部と、農地が大半を占める西部に大別される。西部には準用河川牧田川が流れる。交差点は国道9号接続部、中間地点、市道篠ランプ9号線接続部の計3ヵ所。
 国道9号との接続部付近に右折レーン新設などを行う工事を市は延伸事業の初弾工事として21年度に実施(施工は三煌産業)。22年度までに牧田川架橋部の東側までは工事発注を済ませた。架橋部を含む牧田川西側の工事は用地取得が完了次第、23年度以降に順次発注するとみられる。
 測量や道路詳細設計、3ヵ所の交差点詳細設計、建物調査、準用河川牧田川渡河部の詳細設計、護岸詳細設計など一連の業務はオオバ大阪支店(大阪市中央区)が担当した。