鉾田市建設部下水道課は昨年12月の補正予算で、上島西部地区の農業集落廃水処理施設などの工事費として2億9000万円を計上した。上屋や機械設備、電気設備などの整備に取り掛かる。発注は4月以降となる予定。
市では現在、青山・美原、上島西部、舟木の3地区で農業集落排水処理事業が展開されているが、そのうち青山・美原地区では事業完了し、供用開始となっている。
今回の上島西部地区では、2005年度から工事が行われており、全体としては12年度の供用開始を予定している。計画処理人口は960人、管路の総延長は1万5255mで、総事業費は17億7500万円を見込む。 10年度から梶山地内の処理場の整備に入っていて、現在は水槽など下部工事が進められている。 昨年12月の補正予算で上屋や機械設備、電気設備の工事を行う計画で、4月以降に発注予定。一括発注か分割発注かは今のところ決まっていない。
なお、処理場の能力は1日あたり317立方mで、処理方法は「鉄溶液注入回分式活性汚泥方式」となっている。
提供:日本工業経済新聞