建通新聞社四国
2011/02/01
【香川】4月中旬に参加要項発表 さぬき市の統合中
さぬき市は2011年度、学校再編事業として進める大川第一・天王統合中学校の校舎建設に着手する。13年2月の完成を目指し、4月中旬に一般競争入札に伴う入札参加要項を発表し、6月に入札を実施する方針。
建設計画では、10年12月から実施設計(真鍋令建築設計事務所が担当)に着手し11年2月に完了、同3月上旬に建築確認申請手続き、4月中旬に建設工事に伴う一般競争入札公告を実施、6月上旬に入札を執行し同月の市議会の承認案件として上程する方針。工事は校舎ほか外構も含め13年2月の完成、4月の開校を目指す。
施設規模は、校舎棟が鉄筋コンクリート造3階建て延べ2698平方b、管理・特別教室棟が同造3階建て延べ3662平方bで教室数は普通9室、特別支援4室、少人数6室、特別16室、管理諸24室の計59室を設ける。
体育館棟が同造3階建て2947平方b、1階がトレーニング場(卓球場ほか)と柔剣道場、2階がアリーナ・ステージほか、3階が部室ほかを設ける。
付属棟(部室)は鉄骨造2階建て延べ1005平方b。
グラウンド、テニスコート2面ほか。また、教室棟の屋根には太陽光発電を設置するとともに、グラウンドは豪雨時の調整池としての機能も持たせる。
総事業費は当初計画で約19億7000万円。建設地は大川町富田西大角。
同市は08年度、学校の適正な配置や今後の施設整備についての方向性と具体的プランを示す「学校再編計画」を策定。同計画では、期間を08年度から17年度の10年間とし、前期(5年)と後期(5年)に分け、大川第一と天王中学校の統合事業は前期事業として計画。また、後期事業としては津田中学校と志度東中学校の統合を計画しており、新たな場所を学校用地として選定し、整備を進める計画。