建通新聞社四国
2011/02/01
【徳島】東畑に実施設計委託 阿南中学校改築
阿南市教育委員会は、阿南中学校の改築を行うため実施設計を東畑建築事務所(大阪市)に委託した。履行期限は3月25日だが、繰り越しをして2012年2月ごろをめどに進める。この他、敷地測量と地質調査を3月までに外注する見込み。
改築計画によると12年度から新校舎の建築工事に着手し、その後、既存施設を解体し、新体育館建築を行う。
新施設の規模は、校舎が鉄筋コンクリート造3階建て延べ8100平方b、体育館が同一部鉄骨造2階建て延べ3300平方b。
解体する既存施設の規模は、旧校舎が鉄筋コンクリート造4階建て延べ4000平方b、同造3階建て延べ2900平方b、鉄骨造平屋680平方b、体育館が同造平屋1000平方b。基本設計は山下設計(東京都中央区)が担当。所在地は見能林町南勘高。
同市では、今世紀前半にも高い確率で発生することが予想されている南海地震も見据え、学校施設の耐震化を市政の最重要施策に掲げ、計画的な事業の推進に努めており、耐震化事業の中で、特に経年による施設の老朽化に加え、耐震性が著しく劣る3中学校については、全面改築する計画。09年度に着工した阿南第一中学校をはじめとして、10年度からは、那賀川中学校の改築に着手する。