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建通新聞社四国
2011/02/01

【高知】新図書館面積を1・5万uに増 県教委

 高知県教育委員会は、高知県議会の総務委員会で、県と高知市が合築を検討している新図書館について、図書館として必要な延べ面積を当初の1万3000平方bから1万5000平方bに増やし、こども科学館を併設することも視野に検討していくことを報告した。 必要面積の増では、開架図書が30万冊以上必要(現案28万冊)、保存図書が170万冊、会議室も数を増やす必要があるため。また、併設が検討されているこども科学館も展示エリア(常設、特設展示、プラネタリウムまたはミニシアター)が900平方b、実験・学習エリア(実験室、サイエンスホールなど)が350平方b、管理エリア(資料収蔵庫、スタッフルームなど)が250平方bで科学館本館が1500平方b、その他の供用エリア(エントランスなど)に500平方bの最大総計面積として2000平方bを想定している。
 新図書館の目指す方向は、県民、市民の求める資料要求に応え、課題解決のサポートができる課題解決型図書館、情報提供機関として地域を支える地域の情報拠点図書館、社会の変化やニーズに対応した図書館サービスが展開できる進化型図書館としている。
 建設予定地の追手前小学校の敷地9813平方bの半分程度(多目的広場は除く)に新図書館を建設(容積率200%、建ペイ率60%)予定だが、同小学校の北側が高知城周辺の景観形成基準により、建築物・工作物などに28bの高さ制限があることから、新図書館で整備する駐車場については3案を検討する。試算では、必要な駐車台数として、約150から200台を想定している。
 今後、2月5日に新図書館基本構想中間報告書(案)として、新図書館、こども科学館、点字図書館基本構想をとりまとめ、フォーラム、パブリックコメントを経て、中間報告を取りまとめ、2月議会報告、予算議案の審議を諮る予定。