建通新聞社(岡山)
2011/02/02
【岡山】2011年度に基本設計と実施設計 岡山総合医療センター
岡山市は、JR北長瀬駅前に建設する(仮称)岡山総合医療センターの基本計画を策定した。議会やパブリックコメントの内容、関係団体との意見交換を踏まえ、概要をまとめたもの。
建設スケジュールは、2011年度から12年度で基本設計と実施設計を進め、12年度中に従来方式で同市が工事発注し、14年度までの3カ年で建設工事を行う。15年度早期の開院を目指す。基本設計と実施設計は一括で発注する。
施設規模は8階建て延べ約3万3000u。1〜3階までの低層部、4〜8階建ての高層部で構成する。1階にはER、市民情報コーナー、放射線、内視鏡、薬剤、厨房、中央倉庫など、2階は外来、レストラン、売店など、3階は手術室やICU(集中治療室)、リハビリ、教育研修センターなどを配置する。高層部となる4階には管理部門を置き、5階〜8階が病棟となる。病床数は400床。
また、敷地北西部に立体駐車場を建設することとし、平置駐車場と合わせて500台程度を確保する。概算事業費は本体施設工事が99億円など約156億7000万円を見込む。基本計画策定業務は病院システム(東京都)が担当した。建設地は、北長瀬表町3丁目20−101ほかの市有地のJR北長瀬駅に隣接する1万8675u。
岡山市北区天瀬の現市民病院については、一定の外来診療機能を持つ医療サービス提供の体制を整備する方向で今後も地域住民などとの協議を重ねながら、さらに具体的な検討を進めるとした。