太田市は、特別徴収事業者拡大のための競争入札参加資格審査加点制度を創設する。個人住民税の収納率向上を図るため、特別徴収実施事業者への加点制度を新たに設けることで、等級格付の決定に反映させることでさらなる特別徴収の拡大を狙う。2011年度入札参加資格審査における格付見直し時から導入する。
対象者は市内の本店を有し、土木、建築、電気、管、舗装、造園および水道施設のいずれかに工種登録をしている建設工事業者。等級格付対象工種に限り、特別徴収を主観数値の加点項目として設定し、競争入札参加資格者の等級格付の決定に反映させるもので、より高額な工事案件を受注する機会が与えられることとなる。
特別徴収を実施している事業者または今後の実施を誓約する事業者は、特別徴収の実施について市民税課の確認を受け、市民税課から交付される確認書を格付見直しの資料として契約課に提出することで、申請受け付けとなる。今月31日まで受け付ける。市によると、対象業者は約180業者と見込んでおり、先週末までに半数弱から申請がされている状況という。
市は「まだ申請していない業者にはもう一度周知して、申請忘れのないようにしていきたい」と話している。
提供:群馬建設新聞