建通新聞社四国
2011/01/25
【愛媛】鹿森ダム堆砂対策を計画 県
愛媛県土木部河川課は、国領川水系足谷川にある鹿森ダム(新居浜市立川町)の堆砂対策を計画している。現在、建設技術研究所(高松市)に調査測量設計を委託して進めており、3月中旬にも完了させる予定。
愛媛県管理の鹿森ダムは、治水、発電、工水を目的とした多目的ダムで、1963年3月に完成した。管理開始から50年近くが経過、堆砂率は200%に近い状況で、治水、利水ともに影響を及ぼしているため、早急な堆砂対策が求められている。
業務では、洪水調節のための適切なゲート操作や利水のための安定した取水が行えるように、堆砂対策方法や調査、放流設備の改良について検討する。
県では、2011年度にこの調査測量設計をもとに国との協議を進め、早ければ12年度から対策工事に着手したい方針でいる。