建通新聞社四国
2011/01/21
【徳島】槙野に改修設計委託 運転免許センター移転
徳島県警察本部は、旧徳島空港ターミナルビル跡地に移転整備を計画している自動車運転免許センターの改修設計を槙野一級建築設計事務所(徳島市)に委託した。期間は2012年3月12日まで。建設地となる土地および旧旅客ターミナルビル等は、10年12月末までに取得済み。移転・整備により、防災拠点の確立を図るとともに行政サービスの向上を目指す。
今回の整備は、旧徳島空港ビル他複数施設を自動車運転免許センター等に改修するもの。計画では、旧旅客ターミナルビルを運転免許センター、貨物ビルを車庫、旧消防防災ヘリ基地を交通機動隊舎、旧警察ヘリ基地を自動車整備工場として再利用する。また、空港のエプロン部分は、来庁者用駐車場とするほか、既存のコンクリート舗装を残して盛土を施し再度、舗装を行い技能・試験コースとして整備する予定。
対象用地(約9万6000平方b)が国有地であるため財務局と、旧旅客ターミナルビル等の建物が県の第3セクターである徳島空港ビルが所有していたため、それぞれと交渉を進めてきた。
各施設の規模は、旧旅客ターミナルビルが鉄筋コンクリート造2階一部3階建て延べ8638平方b、貨物ビルが鉄骨造平屋1301平方b。今後、改修設計を進め、12年度以降の工事着手を目指す。建設地は松茂町満穂満穂開拓。
現・運転免許センター(徳島市大原町余慶)は、老朽・狭隘化が著しく耐震性にも問題があることから施設の更新や利便性の向上が長年の懸案となっていた。