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建通新聞社(静岡)
2011/01/19

【静岡】静岡県 国道1号菊川IC〜倉沢IC間の道路予備設計をサンコーコンサルタントで 金谷御前崎連絡道路整備 

 静岡県交通基盤部は、地域高規格道路・金谷御前崎連絡道路整備について、U期区間に位置付けられている延長3・3`(国道1号菊川IC〜倉沢IC)の道路予備設計をサンコーコンサルタント静岡営業所(静岡市葵区)に委託した。委託期限は3月25日まで。過去に同区間で実施した概略設計や修正設計に基づき、ルートの中心線を決定するほか、平面線形と縦横断線形の比較案の策定や橋梁などの主要構造物の概要を検討する。
 金谷御前崎連絡道路は、第二東名や静岡空港、東名、御前崎港を結ぶ高規格道路として計画。国道1号(島田市菊川)から、静岡空港へのアクセス道路との交差部である倉沢IC(菊川市倉沢)までの延長3・3`が、昨年12月24日に事業着手前の「調査区間」から「新規事業化区間(U期区間)」に格上げされた。
 道路予備設計では、調査区間内を対象に路線の平面線形、横断線形などのルートを選定。周辺環境や地元の意見なども加味し、主要構造物(橋梁、管渠、擁壁、土構造物など)の位置や形式などを検討する。
 終点部の延長1`については既存の市道や農道を分断する区間であるため、側道や跨道橋などの配置計画検討する。同区間は数カ所の地すべりブロックを通過することから、法面工や地すべり対策の概略検討を進め、路線選定とともに特殊法面設計を実施する。
 さらに、主要構造物や法面対策工などの計画図に基づき、概算工事費(概算用地費などを含む)を算出。コスト縮減を図るため、構造物や法面対策などの形状、構造、使用材料、施工方法、新技術について詳細設計時に検討すべきコスト縮減提案を練る。
 県では整備区間への格上げを視野に入れつつ、予備設計の成果物を道路形状や構造、ルート策定の資料として反映させる考えだ。

建通新聞社 静岡支社