建通新聞社四国
2011/01/18
【香川】新年度に基本計画策定 高松市こども未来館
高松市は2011年度、施設が耐震化不足で老朽化が進む松島町の市民文化センターを解体した跡地にこども未来館(仮称)を建設するため、基本計画を策定する。11年度の当初予算には同施設建設に向けた基本計画委託費を予算要求しており、上半期中にも外注する方針。
市では、1月中に学識経験者、関係団体、公募による市民などが構成するこども未来館(仮称)基本構想検討委員会を立ち上げ、3〜4回の会合を経た後に意見を集約、3月末には施設の基本構想を策定する。
同館建設に向けたスケジュールは、11年度に基本計画策定、12年度に基本設計、実施設計を進めるとともに市民文化センターの本館と別館を解体、13〜14年度でこども未来館建設、15年度当初の開館を目指す。
本館跡地に建設を計画しているこども未来館は、児童図書館やプラネタリウム、遊具のほか子育て相談所の設置や平和記念館、また、建物の老朽化と耐震不足が懸念される男女共同参画センター(錦町1丁目)も移転し併設する。施設の規模は、延べ面積4500〜5000平方b、自走式駐車場約100台も設ける。
また、別館跡地には夜間急病診療所(桜町1丁目)と高松市医師会館(天神前)の移転新築を予定している。新施設は1階に夜間急病診療所、2階以上に同医師会が入居する予定。
当初の移転計画では、10、11年度に基本構想、計画などを策定し12年度に基本設計、実施設計を進めるとともに、センターの解体完了後、下半期に新施設の建設に着工、14年9月までの完成を目指す。
解体する現市民文化センター本館は、鉄筋コンクリート造地下1階地上5階建て延べ7658平方b。同センター別館は鉄筋コンクリート造地下1階地上3階建て延べ7154平方b。