建通新聞社四国
2011/01/18
【徳島】当初案に工事費 吉野川市の庁舎増築棟建設
吉野川市は、2011年度に市庁舎増築棟建設を計画。当初予算案に工事費を計上するため、準備を進めている。現在、実施設計を大建設計(大阪市)で進めており、建築確認を含めて3月31日までに完了させる予定。
規模は、増築棟が鉄骨鉄筋コンクリート造3階建て延べ約3000平方b。倉庫棟が鉄骨造3階建て延べ約1000平方b。外構工事は舗装、駐輪場、洗車場、駐車場、フェンス、その他。造成は盛土約50aと土留壁、排水路など。設備は電気設備と機械設備。
建設地は庁舎北東側の旧産業試験場と一部民有地計1万0764平方b(庁舎部分約9200平方b、進入路部分約1500平方b)で、10年度中の用地買収を予定。
統合に係る事業費は全体で約15億5000万円、工事は12億円前後(外構、造成含む)を見込んでいる。
市では、04年の合併以来、「分庁方式」を採用してきたが、行政機能の分散により、利便性の低下や行政運営の非効率といった問題点が指摘されており、長期的な視点で市の将来を展望し、行政サービスの向上を図るため庁舎統合を計画。建設にあたっては、「だれにもやさしい市民のための庁舎」、「防災のシンボルとなる安心・安全の庁舎」、「地球環境に優しい次世代型エコ庁舎」、「ライフサイクルコストに配慮した経済的な庁舎」の4点をコンセプトとして設計が進められている。