建通新聞社四国
2011/01/14
【徳島】総合評価で初公告 徳島空港線橋梁詳細設計
徳島県は、徳島空港線橋梁詳細設計を一般競争入札(総合評価落札方式)を採用し公告した。業務委託の一般競争入札については、設計金額2000万円以上が対象となっていたが、総合評価方式による開札は、今回が初となる。今後、参加申請を1月24日まで受け付け、1月28日に開札する。
主な参加資格は、測量・建設コンサルタント等業者で主たる営業所または支店が県内にあることのほか、鋼構造およびコンクリート部門の登録を行っていること。また、1995年4月1日以降に橋長100b以上の道路橋の詳細設計業務を履行した実績があることなどを求めている。
総合評価に関する事項では、企業の技術力等として同種業務(過去5年間)の実績、過去2年間の業務成績、品質管理、環境対策、地域精通度。配置予定技術者の技術力として管理技術者の保有資格、CPDなど。実施方針として業務(目的、条件、内容等)理解度、業務手順の妥当性を評価する。
業務内容は橋梁予備設計、上・下部工、基礎工詳細設計、仮設構造物設計の各一式。期間は300日間。計画している橋梁は、橋長150b、幅員14・5b。上部型式は鋼多径間連続鈑桁橋。下部は逆T式橋台2基、張出式橋脚2基。場所は松茂町長岸。
県では、2010年度から緊急地方道路整備事業として徳島空港線を西に延伸し四国横断自動車道と接続する道路整備に新規着手。全体計画では、国道11号のある松茂町中喜来から横断道と接続する同町中岸までの総延長1300b。幅員は、車道部6・5b、歩道部7b、路肩1・5bの全幅15b。設計を委託する橋梁は、旧吉野川に架かり、延伸ルートに位置するもの。整備により、10年4月にリニューアルした徳島阿波おどり空港と横断道を直接結ぶことにより、アクセス機能の強化を図ることにしている。