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北海道建設新聞社
2011/01/13

【北海道】札幌市が羊ケ丘通沿いの清田・真栄地区で都市計画変更へ

 札幌市市民まちづくり局は、清田区真栄の羊ケ丘通を挟んで動きがみられる開発事業をにらみ、「清田・真栄地区」の地区計画を変更する方針だ。対象区域は約18ha。現行の低層と沿道地区の色分けから、全体を近隣商業地域相当の「沿道A」と「沿道B」地区に見直す。都市計画の変更告示は6月中旬を予定している。
 同地区は都心部から南東約10`に位置。周辺が市街化区域に囲まれた市街化調整区域で、羊ケ丘通や上下水道などの都市基盤整備は既に完了している。
 当初は2010年4月に低層住宅と沿道の区分けで地区計画を設定。
 今回、まだ具体的な事業計画は挙がっていないものの、地権者約20人が地区計画変更に合意したことから、今後の開発事業効果の増進や計画的な土地利用を誘導するため見直すことにした。現在、地区内では美しが丘病院の移転新築工事が進められている。
 主な変更内容は、現行で羊ケ丘通を挟んで両側60mの範囲で設定していた第1種住居地域相当の沿道地区7haと、それ以外の低層住宅地区7・7haを、「沿道A」14・2haと「沿道B」0・5haに変更。
 これに併せて沿道A、Bともに容積率を80%から200%に、建ぺい率は40%から60%にそれぞれ緩和。建築物敷地面積の最低限度も180m²から、沿道Aは500m²に、沿道Bでは300m²まで引き上げる。
 計画案は2月3日の都市計画審議会に事前説明し、5月下旬の諮問、同意を得て6月中旬変更告示となる運びだ。