建通新聞社四国
2011/01/11
【香川】来月告示で準備 善通寺病院の新病院
国立病院機構は、善通寺病院の新病院建設を一般競争で行うため告示を2月に予定し、各種調整作業を進めている。入札は4月になるもようで2014年度までの完成を目指す。 香川小児病院の統合や現施設の老朽化などから、新病院の建設が計画され、救命機能を備え、広域災害時にも対応できる高度で専門的な医療病院として全面改築する。
新病院の規模は、免震構造で鉄筋コンクリート造7階建て延べ5万平方bを超えるもので、エレベーター9基、屋上緑化を取り入れている。
床数は687床で一般452床、重症心身障害215床、精神20床。臨床研究、教育研修、情報発信機能を持ち、重症心身障害児(者)に対する医療・療育の機能も備えた施設となる。外来規模は一日平均1000人程度を見込んでおり、開院時期は14年度を見込んでいる。
基本・実施設計は山下設計(東京都中央区)が担当した。
建設地は善通寺病院(善通寺市仙遊町2)の既存施設西側の駐車場部分で、既存施設は新施設完了後に解体撤去され、跡地は駐車場として整備される。(2011/1/11)