建通新聞社四国
2011/01/11
【徳島】日総建・宮で設計JV 三好病院高層棟改築
徳島県は、県立三好病院高層棟改築に伴う基本・実施設計を日総建・宮建築設計JVに委託した。期間は12月28日まで。また、改築に伴う地質調査も2010年度中に外注する予定。順調に行けば、12年3月ごろに改築工事に着手し、14年度の開院を目指す。
改築の規模は鉄骨鉄筋コンクリート造または鉄筋コンクリート造。階数は6階程度。延べ床面積は1万3500平方b以内。病床数は220床。また、既存の低層棟等については、高層棟改築後も新設(高層棟)と一体となった施設利用ができるように、新高層棟との連絡や機能移転・内部改修等について改修計画を検討する。
県立三好病院整備方針では、新病院の方向性として四国中央部の医療の拠点病院を目指して整備するほか、ドクターヘリが離発着できるヘリポートを設置し救命率の向上を図る。
整備の基本方針では、国の各種交付金を有効に活用し現敷地内で改築するとし、徳島県県有施設総合耐震計画基準に基づく耐震性を耐震工法により確保。誰もが利用しやすく、安らぎと安心が実感できるユニバーサルデザインの施設として地域産材も十分に利用しながら整備する。
三好病院の既存施設は、高層棟(鉄筋コンクリート造6階建て延べ7226平方b)、低層棟(同造2階建て延べ3925平方b)などで構成。低層棟については、10年度中に耐震補強に着手する。
所在地は三好市池田町字シマ。