静岡県は24日、口蹄疫(こうていえき)などの家畜伝染病が広域的に発生した場合などに、家畜処分を円滑に行えるよう、静岡県建設業協会(伊藤孝会長)と協力協定を結んだ。県庁5階知事室で、川勝平太知事と伊藤会長がそれぞれ協定書に署名し、交換した。
緊急家畜処分協定については、既に県下各地区建設業協会と各農林事務所との間で、10月6日の袋井建協・中遠農林を皮切りに12月7日の静岡、清水両建協・中部農林まで全地区で結んでいる(地区協定)。
これに続く今回の協定は、地区協会だけでは円滑な作業ができないような大規模あるいは広域的に口蹄疫などが発生した場合を想定するもの。地区協定を補完し、広域あっせんや連絡・調整、情報交換を行うのが目的となっている。
当日は、県建協からは伊藤会長のほか、木内藤男、小野徹、長谷川智彦の3副会長も出席した。
建通新聞社 静岡支社