京都ブランドのエコ住宅の開発・普及を目指し、京田辺市三山木綾ヶ谷にエコ住宅が建設される。このほど「京都力結集エコ住宅建設業務」について、潟fィー・エー・シー彩工房(宇治市)を代表企業とする3者構成の企業グループが委託先に決定した。近く契約する予定で今後詳細設計を行い、着工後23年3月末までの完成を目指す。
オール京都体制の環境分野のプラットフォームづくりを目指す京都産業エコ推進機構(代表服部重彦氏、事務局・京都府ものづくり振興課)が〈京都府内産木材をはじめとする京都の豊かな地域資源や新たに開発されたエコ資材や技術、左官、建築など匠の技を活かした温室効果ガス削減にも貢献する京都力結集エコ住宅を建設、当該住宅を活用し府民の京都エコライフ推進を図るとともに、京都ブランドのエコ住宅の開発・普及、エコ産業の創出を目指す〉ことを目的に「京都力結集エコ住宅建設業務」について事業提案型プロポーザル方式で公募。
建築条件は、主体構造はW造で階数は2階建まで、建築面積・延床面積は約125uとし、各種設備は一般家庭が居住することを想定した設備を導入すると設定。応募資格として同機構の会員で府内に事務所又は事業所を有する中小企業や企業グループ(京都府内の中小企業1社以上が含まれること)として、設計・施工に係る経費として3200万円を限度に、11月4日〜18日の日程で募集していた。募集の結果、1グループが参加。11月22日の選考委員会で、風通しの良さや省エネルギー志向であることが評価され、潟fィー・エー・シー彩工房(宇治市)を代表企業に、様々なコンサルタント業務を行っている地方産業経済研究所(京都市上京区)、広告代理店の鞄商社(京都市中京区)の3者で構成する企業グループに決定した。建築規模はW造2階建、延120u程度となる模様。
建設予定地は、独立行政法人都市再生機構が進める南田辺北特定土地区画整理事業区域内の京田辺市三山木綾ヶ谷8−1(同土地区画整理事業内S−3街区の一部)の敷地465u。用途地域は第2種低層住宅専用地域。 |