建通新聞社四国
2010/12/10
【愛媛】第2期新築を公告 砥部団地立て替え
愛媛県は、県営住宅砥部団地第2期新築(砥部町高尾田)の一般競争入札を公告した。予定価格は5億7240万円で、県発注の建築工事では2010年度最大規模。入札は建築A等級の県内業者による3者共同企業体(JV)で参加することとし、申請書類などの提出を11年1月4〜6日に受け付け、翌7日に開札する。落札者は施工計画型の総合評価落札方式により決定する。10年5月に完成した第1期の80戸に続き、今回を含めて最終的には4棟268戸の新施設を建設する同団地の建て替え事業が、さらに加速していく。
今回の第2期新築では、鉄筋コンクリート造10階建て延べ4452平方bで60戸が入る施設を建設する。工期は12年4月30日まで。実施設計は都市空間設計(大洲市)が担当した。
JV代表者には入札参加資格として、鉄筋コンクリート造か鉄骨鉄筋コンクリート造で5階建て以上、延べ2000平方b以上の元請施工実績(過去15年間)なども求めているほか、JVの各構成員にも一定の施工実績などを設定している。
この建替事業では、既存のコンクリートブロック造2階建ての施設を解体しながら、4期に分けて整備を進めていく。団地内の北西角に1期棟(80戸)と4期棟(80戸)、北東角に2期棟(60戸)と3期棟(48戸)の、計4棟(268戸)を建設するもので、いずれの棟も10階建てを予定、各戸の間取りは1LDK、2DK、3LDK、2LDKの4種類で構成する。
3期以降のスケジュールは、3期棟が12〜14年度、4期棟が14〜15年度の計画で進める考えだが、工事期間中の住戸確保や予算面などの調整を図る必要があるため、計画内容やスケジュールの詳細は今後、各期の成果なども見ながら固めていくことになる。
また第2期新築に伴い、先行して既存施設の除却造成工事も別途発注されている。こちらは12月13日に開札、実績確認型の総合評価落札方式で決定する。既存施設はコンクリートブロック造2階建て延べ254平方bが8棟(合計延べ2035平方b)。工期は11年3月20日までを予定している。