建通新聞社四国
2010/12/10
【徳島】新規に桑野道路 地整の来年度概算要求
国土交通省四国地方整備局は、2011年度概算要求のうち、直轄事業で整備する県内の要望個所や11年度事業費の見込額などを徳島県へ説明するため日程を調整している。道路事業では、新規事業個所として国道55号桑野道路を要求している。また、河川総合開発事業の那賀川長安口ダム改造については、現段階での要求額は公表されなかった。個別事業の予算については、実施計画段階での配分のため事業進捗見込みは今後、大幅に変動する可能性があるとしている。
道路関係事業では、新規事業個所として国道55号桑野道路を要求しているほか、国道192号徳島南環状道路に8〜15億円程度、国道32号猪ノ鼻道路(徳島)に3〜7億円程度、国道11号徳島インター関連に2〜11億円程度、四国横断自動車道阿南四万十線に3〜35億円程度を見込む。
交通安全施設等整備事業費(一種)では、国道32号・55号・192号の7カ所に9〜12億円程度を見込み調査設計、用地買収、工事等を予定。同(二種)では、2〜3億円程度を見込み、国道11号・28号など5カ所で道路照明・防護柵等の整備を予定。
河川関係事業では、一般河川改修の吉野川で諸調査や整備などに3〜28億円、那賀川で深瀬個所の樋門、築堤護岸、用地補償等に7000万〜5億円を見込んでいる。
ダム建設事業については、国費計として対前年度比0・92%程度を見込んでいる。11年度の個別ダム事業の予算額については、政府予算案が提出される年末や、実施計画が確定する年度末の各時点により判断されるとしており、河川総合開発事業の那賀川長安口ダム改造について要求額は公表されなかった。砂防事業では、祖谷川に300万〜11億円、南小川・赤根川に100万〜4000万円など事業費の幅が広くなっている。地すべり対策事業では、善徳地区に3000万〜6億円を見込んでいる。
港湾・空港関係では、徳島小松島港沖洲(外)地区複合一貫輸送ターミナル整備事業に0〜10億円程度を見込み整備を進めていく予定。