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建通新聞社四国
2010/12/10

【高知】一般会計4446億 県の来年度予算見積

 高知県は7日、2011年度当初予算見積概要を発表した。一般会計の総額は4446億4100万円と10年度当初予算額に比べ3・8%増で3年連続の増額予算となる。部局別では、南海地震対策を推進する危機管理部が8億6900万円で前年度当初比50・3%増、志国高知・龍馬ふるさと博を実施する観光振興部が18億4600万円で同48・8%増、学校施設耐震化を進める教育委員会が152億5900万円で同32・5%増、インフラ整備を促進する土木部が649億8400万円で同5・8%増などとなっている。 新規事業は、安芸地域県立病院(仮称)整備支援事業費に8億円、地域医療教育研修拠点施設整備支援事業に7億9495万円、高知医療センター精神科医療病棟整備に1億5890万円、志国高知・龍馬ふるさと博推進事業に10億2644万円、弓道場整備事業に4667万円など。
 主な関係事業では、社会福祉施設等耐震化等臨時特例基金事業として、老朽化した社会福祉施設および希望が丘学園改築に9億9374万円、新資料館の整備として、基本・実施設計、物件調査委託料、用地取得費に14億7782万円、造林事業に10億8405万円、森林整備加速化事業に8億1049万円、林道事業に24億7328万円、治山事業に33億8837万円、エコサイクルセンター設置推進事業に7億7913万円、安芸地域県立病院整備事業として、病院本体工事費、医師公舎建築などに28億2473万円、公立学校施設の耐震化として、南海地震に備える施設整備費に30億9882万円、公立学校施設耐震診断支援・耐震化促進事業に5億1950万円、交通安全施設整備、警察署再編計画の推進などを行う警察費に46億4237万円が見積もりされている。
 また土木部関連では、11年度投資的経費として442億1900万円(対前年度比5%増)の見積もり額。重点化事業では、四国8の字ネットワークの整備促進に54億7300万円、高知南インター線(五台山工区)、国道441号(網代バイパス)などの産業振興や市町村合併を支援する道路整備の推進に90億0800万円、緊急輸送道路における橋梁の耐震補強など南海地震に備える整備に21億8500万円、1・5車線的道路整備、既存施設の維持管理などに91億5100万円、和食ダム建設、県単独河川改修などの個別重点事業に24億9600万円などを概算要求している。