県企業局施設課は、霞ヶ浦浄水場(土浦市大岩田)の排水池築造工事に向けた一般競争入札の公告を年明けに行う予定だ。修正設計が、中日本建設コンサルタント梶i愛知県名古屋市)により急ピッチで進められている。
排水池築造工事は、当初、被圧水への対策として地下水位を低下させる「ディープウェル工法」で行う予定だった。だが、地下水や周辺への影響を考えて別の工法へ変更するため、中日本建設コンサルタントへ委託して、10月から修正設計に着手。
深く掘ると被圧水の問題が出てしまう点に着目し、池自体を浅くする工法に変更。そして池を浅くした分、面積を広げなければならないことから、当初よりも修正設計の期間を延ばしている。
この設計を経て、築造工事の一般競争入札が年明けに公告される予定。工期は16カ月を想定。
続いて23年度には、配管工事や共同溝工事、連絡通路工事などが順次行われる予定。また、排水池の電気、機械設備工事も予定されている。
霞ヶ浦浄水場では、現施設の西側の拡張敷地約4・2haに沈殿池、ろ過池、浄水池、排水池などを新設し、さらに管理本館を耐震補強し、特高変電所を改修する計画。設計を鞄水コン(東京都新宿区)でまとめ、19年度から着工している。
提供:日本工業経済新聞