笛吹市は7日、「笛吹市多機能アリーナ基本設計業務公募型プロポーザル」を公告する。本体・外構・備品購入・設計・監理費を含めた概算事業費は35億円以内。
市の計画によると、設計一次審査は1月19日、同結果発表及び通知が同20日、プレゼン及び二次審査は同27日に行い、翌日の同28日には担当業者が決まる。
このうち提案課題の「多機能アリーナ」、「意匠・構造・設備など」、「地域貢献」には主に技術提案が重視されるという。参加条件は、共同企業体で構成員が3者以内、企業体で一級建築士が5人以上。構成員のうち少なくとも1者は、山梨県内に本社本店を有する一級建築士事務所。
また、公告日現在に市の入札有資格者名簿に登載されていなくても参加可能。出資比率は企業体で協議をする。
さらに構成員のうち1者は、平成10年度以降に完成または施工中の多目的、多機能アリーナ若しくはアリーナ、ホール、劇場、文化施設、体育館等で500席以上または延床面積3000u以上の設計実績や、技術者の総括責任者も同様の実績があること。構造担当主任技術者は、構造設計一級建築士、設備担当技術者は、設備設計一級建築士または建築設備士であること。
市が計画する、多機能アリーナ(サブ・アリーナ及び付帯施設を含む)は、各種屋内スポーツを主軸とし、集会、イベント、コンサートなどが開催可能な多機能施設及び会議・研修室で、バスケットボールコートが3面確保できる規模。
建設予定地は笛吹市御坂町成田地内(山梨県立博物館隣接西側)、敷地面積は約4万6000で、延床面積は約1万uを上限としている。
同基本設計業務の履行期間は来年2月から10月までを予定。プロポーザルは来年1月13日まで募集する。
なお、審査委員会は望月健二笛吹市副市長のほか同市から3人と、秋本孝之芝浦工業大学教授、井上勝夫日本大学教授、斎藤公男日本大学名誉教授、田中勝山梨大学教授、堀越英嗣日本建築家協会理事(芝浦工業大学教授)らで構成されている。
提供:山梨建設新聞