トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日本工業経済新聞社(山梨)
2010/11/30

【山梨】富士北麓の流通加速に期待 中央通り線の開通式挙行

 富士吉田市の中心部で整備を進めていた、都市計画道路・中央通り線開通式を29日、挙行した。
 同線は、昭和43年から整備開始。富士吉田市下吉田〜同市新西原を区間に整備。今回供用区間は、国道139号中曽根交差点からお茶屋東町交差点までの県施行分、L1072m、W25m。全体では、約3450m、W20〜25m。総事業費は、約133億円を投入。
 同線に設けられた会場行われた開通式では、横内知事があいさつに登壇し、「開通により、交通渋滞や災害時において、大きな役割を担う。富士北麓地域の交通体形が一層強化され、住民の利便性が向上する。厳しい財政状況だが、世界有数の国際観光地域に育てたい」と述べた。
 続いて、堀内茂富士吉田市長は「市民が待望した、道路完成を共に喜びたい」とし、「同線の東は山中湖忍野方面、西は市道新倉南線から、新倉トンネル整備を連携し、地域を横断する基幹道路として、市内外の皆様への利用と、地域活性化に期待したい」とした。
 工事計画報告では、松岡雅臣富士東部建設事務所吉田支所長が、「地域の皆様の力添えと、工事関係者の指導と協力に感謝する。開通により、地域間交流と、連携強化を期待したい」と述べた。
 また、来賓あいさつでは、坂口岳洋衆議院議員が登壇し「東西の地域を跨ぐ、観光振興にとても大切な道路の完成を心よりお祝いしたい」と祝福。 武川勉県議会議長は「貴重な土地を提供下さった地権者の方々に感謝する。富士北麓方面の人やモノの流通が加速し、観光、防災面で意義のある道路になる」とした。
 また、屋外では、市立第6保育園の園児20人による、演技が披露され、式典に花を添えた。
 さらに、関係者による、テープカットとくす玉開披が催され、会場からは大きな拍手に包まれた。
 式典を締めくくる通り初めでは、関係者を乗せた車が、沿道からの拍手に送られながら、西側の富士河口湖方面から、東側の忍野方面に向った。


提供:山梨建設新聞