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建通新聞社四国
2010/11/30

【香川】水道局庁舎を新築 高松市

 高松市は、水道局庁舎が施設設備の老朽化と耐震度不足のため楠上浄水場跡地(楠上町)に新庁舎を建設する。計画では、2011年度当初予算に設計費を計上、11年4月から12年2月までに基本・実施設計を行い、12年4月から8月に計画通知し、同年10月から着工、14年12月の完成を目指す。新庁舎の新築事業費は約16億6500万円を見込んでいる。
 現水道局庁舎は、1981年3月の建設後、28年間抜本的な改修工事を行っておらず、施設設備の老朽化が進行し、耐震度も満たしていない。市では、15年度までに市有施設のうち、防災活動拠点に位置付けされている施設については耐震化を完了する方針のため同施設についても耐震化工事が必要となっている。
 また、11年4月から下水道事業に地方公営企業法を適用し、水道局と下水道部門を組織統合し「高松市上下水道局」としてより効率的で危機管理体制の充実・強化を図る。庁舎についても統合庁舎のライフサイクルコスト負担、利便性の確保、業務処理の効率性や庁舎の長期使用、防災活動拠点の機能確保などの総合面から勘案した結果、現水道局庁舎の耐震改修は行わず、新統合庁舎を建設することとなった。
 新庁舎の規模は鉄筋コンクリート造4階建て延べ5933平方b、1階は駐車場、エントランスホール、給水車庫など、2階はお客さまセンター、給排水設備課、維持管理課、維持管理課など、3階は水道整備課、下水道整備課、浄水課、設計積算室など、4階は管理者室、企業総務課、財務管理課、大会議室などを設置する。
 建設予定地は楠上町2ノ2ノ2の楠上浄水場跡地で敷地面積2321平方b。
 現庁舎(鉄筋コンクリート造地下1階地上6階建て)については、新庁舎完成後、15年度以降に市および民間への売却を行う。