建通新聞社四国
2010/11/26
【愛媛】新病院建設を計画 愛媛生協病院
愛媛医療生活協同組合(松山市来住町1079ノ12大進第一ビル1階、河野文朗理事長)は、愛媛生協病院(松山市来住町1091ノ1)で新病院建設を計画している。
1986年に開設した現在の病院施設が老朽化し、手狭となったため、新病院を建設するとともに既存施設もリニューアルして、地域の健康づくりの拠点整備を行う。建設地は愛媛生協病院の北側に位置し、国道11号に接する敷地面積約1350平方b。計画している規模は、鉄筋コンクリート造4階建て延べ約4300平方b。病床数は現在と同じ80床。また高齢者ゾーンにはショートステイを開設する予定で、実現すれば松山市内で初めての医療・介護の複合施設となる。
現在の病院施設は、鉄筋コンクリート造3階建て延べ3054平方bの新館と、同造2階建て延べ996平方bの別館で構成している。診療科目は内科(消化器内科・循環器内科・呼吸器内科)、小児科(アレルギー科)、外科(肛門外科)、整形外科(リウマチ科・リハビリテーション科)、精神科・心療内科。
愛媛生協病院では、6月に愛媛医療生協の中予の理事、生協ブロックの支部長、愛媛生協病院の各診療部長や職責者などで構成する推進委員会(有田孝司委員長)を発足。10月には役職員・組合員合同のスタート集会を開催、「新病院建設で健康づくり、まちづくりのセンターを!」をスローガンに掲げるなど、推進活動を積極的に進めてきた。11月15日〜26日には新病院を考えるプロジェクトを数回にわたって開催、役職員、組合員の意見や提案を徴集し、会議や推進委員会で反映している。
今後のスケジュールとしては、12月に医療構想の確定、基本構想・基本設計案の討議、組織建設計画の決定を行い、2011年3月には基本設計案・経営計画案・組織建設計画案を院所、常務理事会で確認する。同年6月開催の総代会での基本設計・経営計画・組織建設計画の確認を経て、11年秋ごろには実施設計確認と建設業者を決定する。11年12月に着工し、新館の完成は12年12月、旧館の完成は13年秋ごろを目指す。設計は大建設計工務(松山市)が担当している。