建通新聞社四国
2010/11/26
【香川】来年度の着工目指す 丸亀市民球場
丸亀市は、総合運動公園整備事業で2011年度に市民球場建設の実施設計と工事に着手する。夜間照明も備えてプロ野球公式戦も可能な野球場で、県下では県営野球場と並ぶ施設となる。収容人数は1万人。事業費は再見直しされ13億円から約29億円に増額された。14年度の完成を目指す。
現在進めている基本設計によると、周辺整備を含めた総敷地面積が約4万平方b。グラウンドは面積約1万2800平方b。中堅122b、両翼100b。屋内練習場を持つ。
メーンスタンド前は人工芝、内野は黒土、外野は天然芝。照明は6基で照度が内野1500ルクス、外野800ルクス以上。スコアボードはLEDとなる。メーンスタンド3000人、内野2000人、外野5000人の1万人収容。
周辺にはプレーエリア(大型複合遊具)2000平方b、親水エリア2700平方b、芝生広場1000平方b、駐車場180台収容がある。基本設計はエイト日本技術開発(高松市)で進めており、10年度中に完了する。
補助金交付申請の関係から実施設計は11年7月ごろの発注となり、工事は11年度の後半に発注するもよう。
市の総合運動公園整備事業は金倉町の県立競技場北側周辺の総面積37・8fに野球場と多目的グラウンドや園路、駐車場などを整備する。1993年度に基本設計を策定し事業をスタートさせたが、その後、財政面など状況の変化により06年に施設整備の見直しを行い、野球場は事業費13億円に縮小された。市財政の健全化、競艇事業の順調な収益確保と県が掲げている野球王国の復活に寄与するため、再見直しを図り事業費の増額となった。
市では野球場のキャッチフレーズをスターティングフォーメジャーとして、ここから大リーグに挑戦する人材が生まれることに期待し、グローバル化した球場にしたいとしている。