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建通新聞社(静岡)
2010/11/22

【静岡】県 台風9号などの被災公共土木施設に146カ所で総額30億7439万円配分、第6次災害査定

 静岡県は、9月4日から9日にかけて発生した暴風雨や台風9号により被災した公共土木施設について、第6次災害査定の結果、146カ所で総額30億7439万2000円の配分を受けることが決まった。申請額に対する採択率は71・8%だった。県や小山町などでは、準備が整い次第、順次工事発注する方針でいる。
 「公共土木施設災害復旧事業費国庫負担法」に基づき、県からの申請を受けて、国土交通省の担当官が被災現地に出向き災害査定を実施。11月8日から12日までの査定結果として、対象148件中、146件が採択を受けた(1件は保留中)。
 第6次査定額の内訳として、県工事分が20億0676万8000円(77カ所)、小山町工事分が9億9803万2000円(64カ所)、御殿場市工事分が4731万7000円(3カ所)、森町工事分が2227万5000円(2カ所)。
 工種別では、河川が18億6542万1000円(90カ所)、道路が4億6550万6000円(32カ所)、砂防設備が6億0108万7000円(19カ所)、急傾斜地崩壊防止施設が946万2000円(1カ所)、橋梁が1億3291万6000円(4カ所)。
 県工事については沼津土木や富士土木などの土木事務所が、市町工事については小山町、御殿場市などがそれぞれ発注する。
 台風9号の被災個所のうち、主な県工事は次の通り。
〔河川〕
 ▽鮎沢川(小山町生土)延長30b▽馬伏川(小山町竹之下)延長164b、コンクリートブロック積工900平方b、根固工150個▽奥の沢川(小山町上野)延長250b▽野沢川(小山町藤曲)延長1000b▽小山佐野川(小山町一色)延長19・6b、コンクリートブロック積工96平方b▽小山佐野川(小山町大胡田)延長222・1b、コンクリートブロック積工1700平方b、帯工2基▽立沢川(小山町大胡田)延長25・4b、コンクリートブロック積工87平方b、巨石張工127平方b▽つつじ川(御殿場市中丸)延長92b▽竜良川(御殿場市大堰)延長68b▽潤井川(富士市入山瀬)延長27・5b、コンクリートブロック積工162平方b
〔砂防〕
 ▽西川支川砂沢川(御殿場市板妻)延長34・3b、消波根固ブロック工32・3b▽鮎沢川支川野沢川(小山町柳島)延長1200b▽小野畑沢(小山町柳島)延長35・4b▽須川支川上野川(小山町上野)延長21・9b▽野沢川支川小山湯舟川(小山町湯船)延長87・9b、コンクリートブロック積工326平方b
〔急傾斜地〕
 ▽藤曲bQ(小山町藤曲)延長60b、コンクリート吹付工60平方b

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