建通新聞社四国
2010/11/16
【高知】6・3千uを想定 高北病院建て替え
佐川町は、高北国民健康保険病院建て替えに向け基本プランをまとめた。新病院の規模は鉄筋コンクリート造4階建て延べ6300平方b程度を想定しており、2011年7月の工事発注を予定している。
新病院は、現施設北側にある旧医師住宅と職員駐車場の敷地面積約2200平方bに建設し、内部には診察室・入院病棟・検査室・手術室・リハビリテーション室などを設置する計画で調整している。基本設計は、西森建築設計と森田設計(ともに高知市)のJVで進めており、12月中に規模などを確定させ、年明けからは引き続き実施設計を行う。また、旧医師住宅の解体工事費を12月補正予算で計上し、11年1月に発注する見込み。
新病院の建設工事費などは11年度当初予算で計上する予定となっている。7月までに造成工事を完了させた後、新病院建設に着手し12年6月の完成を目指している。
現施設については、A棟(鉄筋コンクリート造地下1階地上4階建て延べ3658平方b)とB棟(同造3階建て延べ927平方b)は解体し、跡地を駐車場として整備する。C棟(同造4階建て延べ2682平方b)は改修し、老人保健施設、管理部門、透析室、厨房などを配置。D棟(同造平屋一部2階建て延べ1033平方b)とE棟(同造2階建て延べ300平方b)の利用法は今後検討する。
スケジュールは12年8月からC棟改修、10月からA・B棟解体、12月から外構と駐車場工事に着手し、13年5月にすべての工事を完了する予定。