(社)千葉県建設業協会北総支部(宮村良典支部長)の「第36回永年勤続優良従業員表彰式」が10日、成田市内のホテル日航成田で開かれ、鎌形建設鰍フ浅野義人氏ら9人に対し、賞状の授与と記念品の贈呈を行った。
表彰式の冒頭、主催者を代表してあいさつした宮村支部長は、北総地域における近況として、「国土交通省と県、地元9市町、成田国際空港会社が、成田空港の年間発着枠を現在の22万回から30万回に拡大することで正式に合意したことにより、雇用人数も現在の約2倍の14万人になるとも言われる。また、酒々井における東関道ICやアウトレットモールの整備のほか、北千葉道路の建設工事も推進される」と説明。
これらを踏まえて氏は、永年勤続優良従業員表彰を受ける9人に対して、「雇用とインフラ整備の面からも公共投資に期待できるなど、特に、本日表彰を受けられる若い方々にとっても、この地域には夢が持てると思う。今後もさらなる高みを目指し、会社のためにも頑張ってほしい」との檄を飛ばし、祝福の言葉とした。
引き続き、来賓を代表して鎌田富雄・佐倉市副市長と高澤秀昭・県県土整備部成田整備事務所長があいさつ。
この席で鎌田副市長は、「受賞者の皆さんのこれまでの努力の積み重ねが本日の受賞に繋がったことと思われ、日頃の業務に対する真摯な姿勢に心から敬意を表する次第」としたうえで、「昨今の不安定な社会情勢の中で、今後も企業経営や市政運営は、一層厳しい対応が迫られることになると思う。今後の経営環境の変化を乗り切っていくためには、企業活動を支える最も基礎的な要素である『人的能力の向上』を図ることが必要であると感じる」と弁。
この日の優良従業員表彰受賞者を送り出した各企業に対しては、「従業員が生きがいを持って働くことが出来る職場環境をつくり上げ、一人ひとりのモチベーションを高め、さらには企業や社会に貢献できる人材の育成に熱心に取り組まれてきた皆さんの功績と努力に深く敬意を表する」とした。
提供:日刊建設タイムズ