建通新聞社四国
2010/11/09
【愛媛】第2期を年度内発注 砥部団地建て替え
愛媛県は、県営住宅砥部団地(砥部町高尾田)の建て替え事業を進めており、第2期整備を2010年度中に発注する考えだ。建築の一般競争入札は施工計画型の総合評価落札方式により、電気設備と衛生設備の一般競争入札は実績確認型の総合評価落札方式で発注する方針。
2期整備では、敷地内の北東角の既存施設(コンクリートブロック造2階建て8棟、延べ2035平方b)を解体して670平方bの敷地を造成し、その一部に新たな住宅を建設する。
新住宅の規模は、鉄筋コンクリート造10階建て延べ約4400平方b。1LDKが10戸、2DKが20戸、3LDKが28戸、2LDKが2戸の計60戸を配置する。第2期整備の実施設計は都市空間設計(大洲市)、地質・水質調査は愛媛建設コンサルタント(松山市)に委託して進めており、いずれも11月30日までに完了させる予定。
この建て替え事業では、既存のコンクリートブロック造2階建ての施設を解体しながら、4期に分けて整備を進めていく。団地内の北西角に1期棟(80戸)と4期棟(80戸)、北東角に2期棟(60戸)と3期棟(48戸)の、計4棟(268戸)を建設する。いずれの棟も10階建てを予定しており、各戸の間取りは1LDK、2DK、3LDK、2LDKの4種類で構成する。
1期棟は5月に完成、7月から入居を開始した。スケジュールでは、2期棟が10〜12年度、3期棟が12〜14年度、4期棟が14〜15年度の計画で進める考えだが、工事期間中の住戸確保や予算面などの調整を図る必要があるため、計画内容やスケジュールの詳細は今後、各期の成果なども見ながら固めていくことになる。