建通新聞社四国
2010/11/05
【香川】施工者を再選定 丸亀町商店街G街区
高松丸亀町商店街G街区市街地再開発組合(高松市 植村博理事長)は、G街区第一種市街地再開発事業に伴う施設建築物など新築するため、施工者を再度選定する。このため一般競争入札を11月19日に行う。組合は10月26日付で公告、27日までに事前登録した入札参加資格者からきょう5日から8日まで参加申請を受け付ける。入札参加に必要な主な資格条件として、建築一式で1500点以上のほか、過去10年間に延べ床面積4万4000平方b以上や13階建て以上の施設の施工実績などを求めている。
G街区(高松市丸亀町、鍛冶屋町、古馬場町、瓦町)は丸亀町商店街南端、国道11号沿いに位置し、高松丸亀町商店街再開発事業では最大規模の整備。商店街を挟んで東区域(東棟)と西区域(西棟)に住宅や商業施設、ホテルなどが入る複合施設で、東棟は鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上12階建て、西棟が同造13階建ての延べ約4万4600平方bが見込まれている。施設概要(内訳)は、住宅約8600平方b(96戸)、商業約1万5500平方b、ホテル約5100平方b、駐車場約1万1700平方b(約400台収用)、駐輪場約1400平方b(約680台収容)、共用部約2300平方b。完成工期は2012年3月25日。
G街区再開発事業は01年11月に事業計画認可、再開発組合が発足されれ、02年に再開発の各種業務を代行する一般業務代行を森ビル都市企画と締結。当初は05年度からの事業着手を予定していたが、県の財政再建方策による補助金凍結やマンションディベロッパーの経営破綻などの影響から事業進捗に遅れが生じていた。その後、ホテルと分譲マンション部分の取得、販売を大和ハウス工業に選定するとともに、10年2月に特定業務代行者に戸田建設を決定、既存建物などの解体作業を進め、ほぼ完了している。