群馬県循環型社会づくり推進県民会議(会長=西薗大実群馬大学教育学部教授)の第2回会合が27日、県庁内の会議室で開かれ、事務局の廃棄物政策課から群馬県循環型社会づくり推進計画(仮称)の原案が示された。
開会後、あいさつに立った西薗会長は「6月に第1回を開き、きょうはその時の皆さんの意見をもとに事務局が作成した原案について、皆様から活発なご意見をいただきたい」と述べた。
示された原案は全六章で構成され、その中では、本県が目指す循環型社会の姿や基本方向および数値目標が示された。数値目標は、国の基本方針の目標を参考に、本県の現状に沿ったものを事務局が算出。それによると産業廃棄物については目標の達成が比較的良好に推移していることから、すべての項目が国の目標に準拠している一方、一般廃棄物については、本県の一人あたりの排出量が全国を上回る状況が続いていることから、実現可能な目標値が示された。
今後のスケジュールとしては、11月中旬に廃掃法に基づく市町村の意見聴取とパブリックコメントを開始。同月下旬に環境審議会へ諮問する。12月に第3回県民会議を開いて、年明け1月の第3回環境審議会に答申。計画の策定は3月頃を予定している。
提供:群馬建設新聞