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北海道建設新聞社
2010/11/01

【北海道】釧路開建が道横断道整備で新規4トンネルの着工を要望 

 道横断自動車道釧勝トンネル以東の整備を担当する釧路開建は、未着工トンネルのうち、縫別など4本程度の2011年度予算化を要望している。実現すれば、同開建所管区間内では07年度の庶路以来の新規トンネル着工となる。
 道横断自動車道の本別阿寒間は、総延長が47・9`あり、十勝管内15・6`を帯広開建、釧路管内32・3`を釧路開建がそれぞれ所管。本別ICから浦幌ICまでの約8`は09年11月に開通した。
 工事は05年度に本格化。釧路側のトンネル14本のうち、軽満(1964m)、白涼(516m)、カラ里(3016m)、鍛高(2383m)、上庶路(758m)は、05年度末に東日本高速道路が発注。08年度末で完了しなかった軽満、カラ里、鍛高は釧路開建に引き継がれた。
 釧路開建は、06年6月に大曲(896m)、同10月に阿寒(1173m)、07年6月に庶路(2265m)をそれぞれ発注。東日本高速道路から移管された3本を含め、10年度末までには、すべての本体工事が終わる見通しだ。
 地元首長らで構成する北海道横断自動車道釧路地区早期建設促進期成会は、開通が遅れるほど地域間競争にマイナスだとして、工事が先行している阿寒ICまでを14年度中に開通させるよう要望。
 釧路開建は、これに応えるためには、白音(714m)や縫別(499m)など長い工期を要するトンネルの早期着工が必要と判断。予算要求に盛り込まれるよう準備を進めている。