県森林環境部治山林道課は9月補正予算で、林道舗装費1億5290万円、水土保全治山事業費1億9422万4000円、保安林改良費2739万2000円をそれぞれ盛り込んだ。さらに、経済対策に伴う追加補正予算では、保安林保育費に655万2000円を計上した。これら大部分の事業は11月以降に発注される。
林道舗装事業では、▽前山大明神線(北杜市・L1000m、W4m)▽竹森線(甲州市・L1000m、W4m)▽奈良子線(大月市・L800m、W4m)▽砥山線(甲州市・L700m、W4m)など−4路線の整備を行う。
このうち、前山大明神線は本年度事業として1100m(終点・北杜市側)を整備する計画があるが、現時点で工事を発注されていない。11月下旬ころの入札を考えているため、補正分事業の1000m(起点・甲斐市側)は12月以降の発注になりそう。
両市を結ぶ同路線は全体でL9900m、W4mの規模で、今年6月から八田測量で設計に着手。平成21年度から事業化され、26年度の完成を目指す。
このほか、水土保全治山事業では、▽日影上流1工区(笛吹市)▽日影上流3工区(同市)▽下道沢(甲州市)▽カヤノ沢(上野原市)−の4カ所で谷止工を進める。
既に富士東部林務環境事務所から林道奈良子線舗装工事(L745m、W4m)、また峡東林務環境事務所から下道沢治山工事(谷止工2基)の2事業は事後審査型一般競争で公告済み。
両工事とも、今月下旬に入札執行される。
提供:山梨建設新聞