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建通新聞社四国
2010/10/19

【愛媛】基本構想を公表 四国中央市の市民文化H

 四国中央市は、現在の市民会館である三島会館と川之江会館の老朽化などに伴い建設される「市民文化ホール」の建設基本構想をこのたび公表した。新ホールは三島、川之江の両中心市街地をつなぎ、市全体の活性化を促すまちづくりの核として期待されるもので、この基本構想から施設概要、スケジュールなどをまとめた。
 新ホールは、1965年建設の三島会館(鉄筋コンクリート造4階建て延べ2876平方b)と、67年建設の川之江会館(同造4階建て延べ3037平方b)の両会館を統合する形での建設が計画されている。総事業費は56億4000万円を想定。
 設計者の選定や設計・施工については、新たに市民参加型の建設委員会による進行管理を行うことが望ましいとしており、合併10周年を控えた2014年3月の開館を目指し、事業を進める計画でいる。まず、10年度下半期から12年3月までを見込んで用地候補地の選定と取得、あわせて委員会方式による基本設計・実施設計を進めていく方針。また施設は12年4月に着工し、13年12月の完成を目指す。
 同規模ホールを参考に算出した施設の規模(床面積)は、大ホール1200席(2階席含む)と楽屋5部屋(1〜30人)で4800平方b。小ホール300席と楽屋3部屋(1〜20人)で1400平方b。リハーサル室(100人)500平方b、練習室3部屋(10〜20人)100平方b、会議室2部屋(30〜50人)400平方b、和室1部屋(50人)100平方b、楽器庫1部屋100平方b、エントランスホール1000平方b、事務室・機械室など1000平方bで、合計延べ面積9400平方bとなっている。