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建通新聞社四国
2010/10/19

【香川】夜間診療所など建設 高松市民文化C別館

 高松市は、施設の老朽化と耐震化不足のため2012年度に解体する予定の市民文化センター別館(松島町二丁目)跡地に夜間急病診療所などが入る新施設を建設する。
 構想では、10、11年度で高松医師会や関係者との間で施設内容などについて協議を行い意見を集約し、素案を基に12年度に基本設計、実施設計を策定、市民文化センター本館と別館の解体にも着手し解体が完了後、下半期には新施設建設に着工し14年10月までの開所を目指す。
 高松市夜間急病診療所(桜町)は、夜間の急病患者に対して応急的な診療を行うもので、指定管理者である高松医師会が運営している。
 同移転事業は、地域医療再生基金の助成を受け整備する。高松医療圏をはじめとする周辺医療圏の救急医療体制の機能分化・効率化を図るため初期救急を担う夜間急病診療所の整備強化を目的に、老朽化し駐車場も狭い現診療所を移転整備し、内科・小児科に加え耳鼻科、眼科への対応もできるよう機能強化を目指す。
 現夜間診療所は、施設面積が約350平方bで手狭となっているため新施設では700〜800平方b以上への拡張を行う。
 施設は1階に夜間急病診療所、2階以上に高松医師会が入居する予定。施設の規模、内容などについては具体化していないが、5階建て延べ約4000平方b程度を見込んでおり市保険センター(桜町)の規模と同程度となるもよう。
 解体する市民文化センター別館の規模は、鉄筋コンクリート造地下1階地上3階建て延べ7154平方b。
 また、同センター本館跡地には子供児童館的な施設で図書館やプラネタリウムなども併設したこども未来館(仮称)の建設を計画している。こども未来館は、13〜14年度で建設、15年度当初の開館を目指して建設に向けた協議を進めている。