建通新聞社四国
2010/10/15
【香川】募集要項を発表 満濃中・図書館複合施設
まんのう町は、満濃中学校改築・町立図書館等複合施設整備事業で、民間活力により建設・運営するPFI方式で整備するため募集要項を発表、8日に募集要項に関する説明会を行った。今後のスケジュールは、11月8日から参加表明書を受け付け、任意提案事業および任意提案業務の事前確認などを行ったあと、2011年2月21日から提案書を受け付け11年4月ごろに優先交渉権者の選定を行う。
今回の業務内容は、満濃中学校や図書館などの設計・建設業務、これら施設の維持管理および町の公の施設(62施設)の法定保守点検業務の一部、町立図書館および町民体育館の運営業務、学校用情報教育システム・電子私書箱システムなどの情報技術活用システム関連業務。そのほか、民間事業者による任意提案や総括マネジメントも含んでいる。事業方式は「BOT」または「BTO」方式で、事業期間は20年間か25年間の選択提案となる。応募は、設計企業・建設企業・工事監理企業・維持管理企業を含むグループおよび図書館運営企業。選定方法は、公募型プロポーザル方式。
同中学校は、築後約50年が経ち改築の必要があることから、教育環境の変化に対応できる高機能かつ多機能、さらに柔軟性を兼ね備えた校舎として13年4月の開校に向け整備する計画。また町の活性化を図る空間として体育館を生涯スポーツの拠点、図書館を生涯学習の拠点として整備するもの。
施設整備費については、割賦支払い金額を定めて、金融機関による特別目的会社のモニタリングを期待するとしている。
施設規模は、満濃中学校が12学級、特別支援学級3学級で延べ6200平方b〜8800平方b。主な構成施設は、普通教室、特別教室、その他諸室、プール。町立体育館が、延べ4000平方b程度。構成施設は、メインアリーナ、サブアリーナ、トレーニング室およびそのほか諸室。町立図書館が蔵書数60000冊程度、延べ1000平方bなど。中学校の開校時期は13年4月を予定している。