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日本工業経済新聞社(茨城)
2010/10/14

【茨城】戸頃で設計、来年度着工 県西特別支援校整備で エレベーター設置も 県営繕課

 県土木部営繕課は、境西高校(境町塚崎)の校舎を改修して特別支援学校の新設校とする「県西地区特別支援学校整備工事」で、このほど実施設計を褐ヒ頃建築設計事務所(水戸市松が丘)に委託した。本館や特別教室棟などRC造4階建て延床面積7883uを、用途に合わせて改修するもので、バリアフリー化や耐震補強、エレベーター設置なども行う。本年度中に設計をまとめ、来年度に本体工事を発注予定だ。参考工事額は5億2409万6000円(税込み)。
 境西高は、県立高等学校再編整備により昨年度に境高校と統合。来年3月には閉校となる。この校舎を利用して新設校(県西地区特別支援学校)を設置し、急増する児童生徒数の教室を確保する。
 設計対象は、本館や特別教室棟、体育館、合宿所、プール、外構、解体など。施設規模は、RC造4階建て延床面積7883u。
 9月21日には実施設計の委託入札を指名8者で執行し、税抜き1349万円で入札した戸頃建築設計事務所を落札者とした。
 この設計を来年3月20日までに終え、来年度から単年度で改修工事が進められる予定。改修工事は、耐震補強やバリアフリー化を踏まえながら、特別支援学校の生徒が使用しやすいよう、用途を意識して行われる。
 まだ未確定な要素もあるが、現段階では本館内部を改修するほか、特別教室棟の内部改修と耐震補強、体育館も内部改修と耐震補強、合宿所は内部を改修して給食施設として利用予定。
 この給食は台車を利用して本館と特別教室棟に運ぶ。また両施設にはエレベーターを1基ずつ設置して配膳する。エレベーターの規模は未定。
 そのほか高校用のプールを、小学校の生徒から使えるよう嵩上げするほか、駐輪場を解体してバスのロータリーなどを整備する計画。これらの工事を一括で発注するか、建物ごとに行うかは未定としている。


提供:日本工業経済新聞