県企業局施設課は、霞ヶ浦浄水場(土浦市大岩田)の排水池築造工事に向けた一般競争入札の公告を年内に予定している。このほど、出先機関の県南水道事務所が修正設計業務を中日本建設コンサルタント梶i愛知県名古屋市)に委託した。同者は、来月末をめどに設計を進めている。
この築造工事は、当初、被圧水への対策として地下水位を低下させる「ディープウェル工法」で行う予定だった。だが、地下水や周辺への影響を考えて別の工法へ変更するため、修正設計を進めることにした。
修正設計の委託入札は、9月28日に指名8者(9月29日付け入札結果欄に掲載)で執行。その結果、税抜き936万円で入札した中日本建設コンサルタントに決まった。
同者は11月27日をめどに設計業務に着手。新たな工法に向けた検討が県南水道事務所とともに進められている。
これを経て、年内にも築造工事の一般競争入札が予定されている。工期は16カ月を想定。
霞ヶ浦浄水場では、現施設の西側の拡張敷地約4・2haに沈殿池、ろ過池、浄水池、排水池などを新設し、さらに管理本館を耐震補強し、特高変電所を改修する計画。
設計を鞄水コン(東京都新宿区)でまとめ、19年度から着工している。
提供:日本工業経済新聞