建通新聞社四国
2010/10/08
【愛媛】年度内にも設計コンペ 吉田愛生寮など移転
宇和島地区広域事務組合は、養護老人ホームの「吉田愛生寮」や「宇和島寿楽荘」、救護施設「津島荘」の移転改築を計画、早ければ2010年度中にも設計コンペを実施する考え。
計画では、JR予讃線伊予吉田駅東側(吉田町立間尻)の約5100平方bと、津島支所隣接地(津島町高田)の約7500平方bにそれぞれ新施設を建設する。
9月補正予算には、吉田町の用地購入費として2億6677万円を計上している。また津島町は、学校給食センターの建設候補地として土地用途変更に向けた手続きを進めたが、地元住民らとの交渉が整わず、6月に断念していた用地で、いずれも今後地元交渉を進めていくこととなる。
新施設は、吉田町が鉄筋コンクリート造2階建て延べ約4000平方bで、養護老人ホームの定員80人を計画。津島町が鉄筋コンクリート造2階建て延べ約4500平方bで、養護老人ホームの定員50人と救護施設の定員60人を計画。
10年度に設計を完了させ、早ければ11年度に工事発注する方針。
現在の吉田愛生寮(吉田町沖村甲522)は定員50人。宇和島寿楽荘(保田甲798)は定員80人で、運営は社会福祉協議会へ委託している。救護施設の津島荘(津島町近家甲1670ノ55)は定員60人。