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北海道建設新聞社
2010/10/08

【北海道】さっぽろ環境賞で建設関連企業が初受賞−現場にグリーン電力

 札幌市は7日、豊かな環境の保全に貢献している個人や企業、団体を顕彰する「さっぽろ環境賞」の第2回受賞者を発表した。応募総数39件の中から2社と6団体を選出。地球温暖化対策部門でグリーン電力と木質ペレットの活用で大同舗道(本社・中央区、三浦弘志社長)が優秀賞に輝いた。建設業関連からの受賞は初めて。11月9日午後2時から札幌市教育文化会館で表彰式を行う。
 さっぽろ環境賞は、市民や事業者の環境保全に対する意識向上や環境配慮活動の推進を目的に、2009年2月に創設された。2回目となる今回は地球温暖化対策部門に15件、循環型社会形成部門に11件、環境保全・創造部門に12件、どの部門にも該当しないものに1件の、計39件の応募があった。
 地球温暖化対策部門の優秀賞に輝いた大同舗道は09年7月に道内の建設業界では初めて工事現場で消費する電力の一部を対象にグリーン電力証書を購入。工事現場用の木質ペレットストーブもいち早く導入し、自然エネルギーを積極的に利用している。
 こうした取り組みが建設業界へ波及し地球温暖化防止に大きく寄与することが期待されるとされ、間伐材の利用拡大による道内経済の活性化にも寄与していると高く評価された。
 地球温暖化対策部門で、最優秀賞に当たる札幌市長賞に選ばれたのはコープさっぽろと室蘭工大環境科学・防災研究センターが設立したMuroranIT―CO?OPプロジェクト。製品やサービスの生産から廃棄に至るまでの全過程で生じるCO?をラベル化する「カーボンフットプリント」の調査・開発・普及啓発に取り組んでいる。
 このほかの3部門と合わせて市長賞が2件、優秀賞が4件選定された。