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建通新聞社(静岡)
2010/10/06

【静岡】県建産連、静岡建協青年部 『まちづくり2010 ふれあいイベント』

 静岡県建設産業団体連合会(伊藤孝会長)と静岡建設業協会青年部は2日、建設産業のPRを目的として、静岡市葵区の青葉公園内・葵スクエアで「静岡県けんせつ産業『まちづくり2010 ふれあいイベント』」を開いた。秋晴れの下、約1500人が来場し、建設機械による書道を見物したり、土だんごなどのものづくりにも参加していた。
 木内藤男副会長は開会式で、「建設産業の使命がなかなか評価されない。建設産業への理解をより深めてもらい、安全・安心なまちづくりに貢献していきたい」とあいさつ。
 会場入口では、県重機建設業工業組合による建設機械のシャンパングラス5段積みや、書道などの実演。ミリ単位の繊細な操作で成功させると、来場者から大きな拍手が贈られた。
 入口の反対側には、実際の水車を設置した坪庭が通行する人の目を引く。県造園緑化協会の出展だ。同協会では、竹垣づくりを実演するとともに、来場者に「男結び」という結び方を指南。また、シクラメンの花苗を計100鉢配布した。
 県生コンクリート工業組合の出展は「不思議なコンクリート」。皿に盛ったセメント(顔料でピンク色に染めている)で、手形を取るというもの。子どもたちのかわいい手形が50皿次々とでき上がり、記念のお土産になった。
 途切れなく人が集まっていたのは、県左官業組合の「ピカピカの土だんご実演」も。土で丸め、漆喰(しっくい)の下地を施した団子を、小ぶりのビンを使って表面を顔料で着色しながら磨くと、驚くほどのつやが出てくる。用意していた50個の団子は、いつの間にかなくなっていた。
 清水建協青年部のバルーンアートも大好評で、色とりどりの刀や動物などを、器用に作って子どもたちに渡していた。中には、子どもの背丈ほどの大作もあった。会場の一番奥には、高所作業車を静岡協会青年部が設置。地上20b、ビルの7階の高さからの街を見下ろすために、来場者は行列を作った。
 静岡クイーンの内山裕果子さんと、松下寿子さんの2人も高所作業車に試乗したり、来場を呼び掛けて風船を配布したりして、イベントに花を添えた。
 今回のイベントを企画した県建産連PR活動プロジェクトチームの梅原義隆座長(静岡協会青年部会長)は「大盛況で、成功に終わったと思う。準備、運営に当たった皆さんにお礼を申し上げる」と関係者をねぎらった。

建通新聞社 静岡支社