建通新聞社四国
2010/10/01
【香川】12〜1月に入札 滝宮総合病院の移転新築
香川県厚生農業協同組合連合会(高松市屋島西町1857ノ1 屋島総合病院内)は、同連合会が運営している滝宮総合病院(綾川町滝宮486)の中央棟、北棟施設の老朽化と耐震不足が懸念されるため同敷地内に新病棟を建設する。2011年3月までの着工を目指し、10年12月から1月ごろに入札を実施し施工者の選定を行う。また、耐震補強の必要がない南棟については新病棟完成後、機能の一部を新病棟に移設し改修する計画。
事業計画では、9月から敷地造成(施工者決定済)に着工し12月までに完了、建築確認申請などの事務手続きが終了次第、12月から11年1月末までに施工者を選定、3月までに新病棟に着工し12年秋までに完成を目指す。同施設の完成後、南病棟の一部機能を新病棟に移設し、同年12月末までに南病棟の改修を実施する。
13年1月からは中央棟、北棟の解体に着手するとともに、新病棟と南棟を連結する滝宮モール(仮称)を建設する。同年秋ごろには全事業が完了する。
整備する施設ほかの内容は、敷地造成の面積が約8000平方b、新病棟の規模は鉄骨造4階建て延べ約1万2200平方b、病床数は191床で回復期リハビリテーションなども含まれる。全体設計は内藤建築事務所(京都市左京区)が担当した。
南棟の改修後に解体する中央棟は、鉄筋コンクリート造3階建て延べ約4100平方b、北棟は同造2階建て延べ約3100平方b。
同改築事業は、耐震化対策の遅れている病院の耐震化を促進するため創設された県の「医療施設耐震化臨時特例基金」の交付を受け実施する。