上毛新聞敷島球場改修工事施工者感謝状贈呈式が28日、前橋合同庁舎内で開かれた。同球場は、今年6月末に完成し、7月には元プロ野球選手らも駆けつけたオープンセレモニーが開かれ、その後も全国高校野球選手権大会の県予選や8月にはプロ野球パリーグ公式戦の埼玉西武ライオンズ対オリックスバッファローズの試合も行われ、多くの県民に利用され、喜ばれた。工事は、今年の2月から6月までという工期が短い中で行われ、無事故無災害で工期内に完成された。
厳しい状況の中で工事を完成させた施工者へ発注者側から感謝の気持ちを伝えたいという思いから今回の感謝状の贈呈が行われた。
式典では、県建築住宅課の山崎伸一課長と県前橋土木事務所の坂井賢一所長から施工者らへそれぞれ感謝の言葉が述べられた。
山崎課長は、「工事期間は極めて短期間であり、かつ工事が12工区に分割された中で、各施工業者の皆さんが一致協力による施工体制、工程管理のもと、工期内に無事に完成していただいた。これは日頃からの施工能力の向上や技術力の研さんに励まれた賜物と敬意を表します」と述べ、坂井所長は、「4月に赴任してきて工事現場を見させて頂いた時、6月末までに完成できるのかと心配したが、その後皆さんから進捗状況や工程計画の説明を受け、それぞれの技術に裏付けられた自信と真剣な説明から、これならいけると確信した。工事最盛期には、今まで経験したことがないほどの多くの人がひとつの目標に向かって工事を進めている様子を見たときは、ある意味、爽快感のようなものを感じるほどだった。その後は、全国高校野球選手権群馬大会をはじめ多くの県民に利用してもらい、プロ野球公式戦も開催され、好意的な反響を呼んでおり、今回の改修工事がたいへん有意義なものであったと実感している」と呼びかけた。
その後は、各施工者へ感謝の気持ちの詰まった感謝状が贈られ、受賞者を代表して佐田建設の荒木徹社長が謝辞を述べた。荒木氏は、「厳しい工程の中、期限内に無事故無災害で品質が確保されたものを各社が完成させることができた。所長みずから現場にも来て頂き指導してもらい心強かった。全員が1つになって工事をまっとうすることができた。厳しい社会情勢の中だが、地域のためになる工事を今後も施工していきたい」と述べた。
今回感謝状が贈られた企業は次の通り。(敬称略)
◇第一建設(中村康行)
◇利根電気工事(熊木義隆)
◇双和電業(渡邉孝)
◇ヤマニ熱工業(角張智之)
◇佐田建設(荒木徹)
◇立見建設(立見丈夫)
◇池下工業(小島秀薫)
◇フジサワ(藤澤茂)
提供:群馬建設新聞