福島建設工業新聞社
2010/09/30
【福島】県が1617橋の「長寿命化修繕計画」を策定
県土木部は、県管理道路橋のうち橋長15m以上の車道橋全1617橋の「長寿命化修繕計画」を策定した。予防保全的な対策を徹底することで、橋梁のライフサイクル全体での維持管理費用最小化と延命化を目指す取り組み。県は今後10年で、今回策定分の1617橋のうち、建全度ランク3以下の約1100橋を対象に順次対策を施す。橋長15m未満の2864橋についても、修繕計画作成を前倒しし、今年度内の策定を目指す。
18年度に策定した「福島県道路アセットマネジメント」(道路管理計画)のシステムを活用し、19年度から3年がかりで策定を進めていた。
従来の事後的対策に替えて、予防保全的な対策を最適な時期に施すための事業計画。今後、更新期の山を迎える橋梁の長寿命化を図り、修繕・架け替え費用の縮減と平準化につなげる。
県が管理する全4481橋(補助国道1305橋、主要地方道1581橋、一般県道1595橋)が対象で、このうち橋長15m以上の1617橋(補助国道561橋、主要地方道540橋、一般県道516橋)分の計画策定を先行させていた。