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日本工業経済新聞社(山梨)
2010/09/29

【山梨】小学校屋体で設計費 9月補正予算公表 山中湖村

 山中湖村(高村忠久村長)は、22年度9月補正予算を公表した。建設関連では、道路維持工事費(2913万8000円)、公園公有財産購入費(2866万9000円)、道路除雪融雪備品購入費(2100万円)、社会体育施設維持管理測量設計費(2184万円)、温泉施設整備工事費(1371万3000円)などを盛り込んでいる。
 このうち、道路維持工事費は、山中32号線と平野5号線の舗装工事と、側溝改修を実施するもの。工事発注は、10月下旬をメドに考えている。概要は、山中32号線がL220m、W6m。平野5号線がL86m、W5m。
 公園公有財産購入費は、山中地内にある、花の都公園に隣接する民有地を購入するもの。これは、富士山の眺望や景観を維持するため、近隣で分譲地を計画していた民間会社から敷地を確保した。担当課では、まず敷地を村で押さえてから、用途などを決めて行きたい考えだ。ちなみに現段階では、東屋やベンチなどを配置し、休憩可能な広場を想定している。
 道路除雪融雪備品購入費は、村で2台所有している除雪車のうち、1台が故障したため、新たに購入するもの。専用車両は10月中にも発注する運びで、大雪を迎えるシーズンに備えて、1月中旬頃に納車できるよう準備を進める。なお、故障した車両は売却される。
 社会体育施設維持管理測量設計費は、山中734−1にある、山中小学校の体育館の老朽化から、住民児童体育館として建て替えるため、実施設計費を予算計上したもの。設計業務の発注時期については、現段階で未定としている。
 温泉施設整備工事費は、村営の温泉施設において、夜間、使用することなく排出している温泉を有効利用するため、温泉を貯える受湯槽の増設を行う。増設する施設は、石割りの湯、紅富士の湯の2施設。受湯槽の容積は、石割りの湯が10t、紅富士の湯が30t。材質はともに強化プラスチックのものを想定。工事は、早急に発注する予定で、工期に1カ月程を見て、12月中には完了できるよう進める運びだ。
 なお、今補正では、一般会計に、1億976万1000円を追加し、当初からの総額を、35億8682万7000円とした。  


提供:山梨建設新聞